「結婚式の1曲が人生を変えた」──美幌出身・モンマ ユウヤ、北見で魅せるプロの音

モンマユウヤさん

美幌町出身のギタリスト、モンマ ユウヤ(以下、門馬さん)。

クリスハートさんや一青窈さん、山崎育三郎さん、松任谷由実さんなど、名だたるアーティストのステージを支えてきた実力派です。

そんな門馬さんが、5月24日(土)に北見市の北ミントホールで、ソロギターコンサートを開催!

アコースティックギター1本で奏でる、まるでオーケストラのような音の世界。言葉がなくても心に響く、そんな特別な時間を過ごしてみませんか?

今回は、門馬さんの音楽との出会いやプロとしての歩み、ソロギターに込めた想い、そして北見でのコンサートにかける意気込みなどを、たっぷりとご紹介します。

KEI
プロデビューのきっかけが、予想外すぎて本当にすごい内容です!プロへの生い立ちやイベントの内容もじっくり聞いてきたので、ぜひ最後までご覧ください!
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目次

【最初に宣伝】5月24日はみんなでギターを聴きに行こう!

モンマ ユウヤさん

北見市の皆さん、北見では珍しいソロギターのコンサートが5月24日に開催されますよ!

開催場所は北ミントホール。広々とした明るいライブ会場なので、親子でも楽しめるイベントです。

まずは、門馬さんによるコンサートの詳細を紹介していきます!

5月24日、北ミントホールでソロコンサート開催

画像引用:ハッカ通商公式サイト
項目内容
日時2025年5月24日(土)開場 17:00 / 開演 17:30
会場北ミントホール(ハッカ通商)
北海道北見市卸町1丁目7-3
入場料3,500円(ドリンク or アイス付き)
高校生以下は無料
チケット予約予約はこちらから

2025年5月24日(土)、北見市の北ミントホールにて、ギタリスト・門馬さんによるソロギターコンサートが開催されます。

美幌町出身の門馬さんは、これまで一青窈さん山崎育三郎さん松任谷由実さんなど、名だたるアーティストのバックギタリストとして活躍してきた実力派。

そんな彼が、ギター1本で音楽の世界を表現する“ソロギター”というスタイルで、北見のステージに立ちます!

全国で活躍する美幌出身ギタリストが北見にやってくる

現在も東京を拠点にしながら、全国各地でライブやレコーディングに参加する門馬さん。

美幌町に暮らしながら、東京との2拠点生活でプロの現場に立ち続ける姿は、「地方に住んでいても夢は叶う」ことを体現しています!

今回は美幌町の隣町、北見での公演ということで、本人にとっても特別な思いがあるそう。

KEI
普段は東京や大都市圏でしか聴けないプロの音を、北見で体感できる貴重な1日です!

モンマ ユウヤ

モンマ ユウヤさん

門馬さんを一言で言うと、「とにかくすごい人」なのですが、これだけだと彼の魅力はしっかり伝わりません(笑)

まずは門馬さんのルーツとなったギターとの出会い、学生時代、プロデビューのきっかけと、順を追って見ていきます。

KEI
お世辞抜きに、相当面白い人生を歩んでいます!

音楽との出会いは“父のギター”から

美幌町で育った門馬さんが初めてギターに触れたのは、まだ幼い頃。

きっかけは、家に置いてあったお父さんのギターでした。

モンマ ユウヤさん
気づいたら、自然と弾いていたんです

と門馬さん。

最初はただ、父の姿をまねるだけ。それでも、弦に触れ、音が鳴る感触がどこか楽しくて、気がつけばギターを手にするのが日課になっていたといいます。

この何気ない「遊び」が、やがて一生をかける音楽との出会いになりました。

中学時代に衝撃を受けたカシオペアのライブ

そんな門馬さんの音楽人生が大きく動いたのは中学時代。

父親に見せられたのは、日本のフュージョンバンド「カシオペア」の2時間にわたるライブ映像でした。

モンマ ユウヤさん
歌がないのに、最後まで見入ってしまったんです。最初は“なんで歌わないんだろう?”と不思議だったけど、だんだんその意味が分かってきて…

言葉がなくても、演奏だけで感情が伝わってくる。

その体験は、門馬さんにとって大きな衝撃であり、憧れになりました。

モンマ ユウヤさん
とにかく同じように弾けるようになりたくて、そこからずっとコピーしてました。

家にあるギターと、テレビの前。誰にも見られず、ただ音に向き合う時間。

その積み重ねが、今の門馬さんの原点なんですね。

楽譜が読めず苦労した音大時代と猛練習の日々

高校に入る頃、門馬さんは「プロになりたい」と思うようになりました。

進路に選んだのは、東京の音楽大学。けれど、すぐに現実の壁にぶつかります。

モンマ ユウヤさん
“楽譜が読めないとダメだよ”って言われて。耳で覚えることはできても、譜面になるとまったくわからなかったんです。

それでも、あきらめるという選択肢はなかったといいます。

大学に入ってからも、1時間のレッスンのために何時間もかけて準備し、ひたすら練習。

KEI
練習室にこもって、毎日8時間以上ギターを弾いていたそうです!

挫折と葛藤の連続だった学生時代。

それでも、音楽だけは手放さなかった門馬さんの中に、少しずつ「自分の音」が育っていきました。

プロとしてのキャリアと実績

幼少期から学生時代まで、一貫して音楽に触れ合っていた門馬さん。

とはいえ、プロとしての道は相当険しく、なかなかうまくいかない日々が続きます。

そんな時、友人の結婚式で人生の転機が訪れます。

結婚式でスカウト!?プロデビューのきっかけ

音楽大学を卒業後、門馬さんは「バックミュージシャンになりたい」という想いを胸に、東京での生活をスタートさせます。

しかし、すぐに仕事があるわけではありませんでした。

スタジオワークもなければツアーの話も来ない。生活のため、アルバイトをしながら音楽活動を続ける日々がしばらく続きました。

そんなある日、友人の結婚式でギターを弾く機会が訪れます。

それは、門馬さんにとっては“ちょっとした演奏”のつもりだったそうです。

モンマ ユウヤさん
まさか、その場にプロのバンドリーダーがいるなんて思いませんでした(笑)

その場にいたのは、シンガー・クリスハートのバンドをまとめるバンドリーダー。

演奏が終わった後に、「もんちゃん、来年ヒマ?」という一言から、話は急展開します。

気づけば、クリスハートの全国ツアーへの参加が決定。

いきなり“プロの現場”に飛び込むことになったモンマ ユウヤさんにとって、この出会いが人生を大きく変えることになりました。

KEI
デビューのきっかけが想像の斜め上すぎて、聞いた時は空いた口が塞がりませんでした(笑)

一青窈・山崎育三郎・松任谷由実との共演エピソード

モンマユウヤさん

クリス・ハートのツアーをきっかけに、一気に音楽の世界が広がります。

その後、門馬さんはさまざまな現場で声をかけられるように。

気づけば一青窈さん、山崎育三郎さん、松任谷由実さんなど、名だたるアーティストのライブや舞台でギターを弾くことに。

中でも、ユーミンの劇場公演に参加したときのことは、今でも鮮明に覚えているそう。

モンマ ユウヤさん
オーディションで5人の中から選ばれて。プレッシャーも大きかったけど、それ以上に、あの舞台に立てたことが自信になりました

舞台で演奏しながら、光や演出に合わせて空間を彩る。

観客の表情や空気の変化まで感じながら、一音一音に心を込める──。

自分のギターが、誰かの感情を動かしている」と実感した瞬間が、何よりも嬉しかったといいます。

バックミュージシャンの世界で生き抜くということ

バックミュージシャンの仕事は、華やかに見えて、その実とても繊細で厳しい世界です。

モンマ ユウヤさん
“主役ではないけど、絶対に必要な存在”。だからこそ、絶対にミスはできないし、アーティストが一番気持ちよく歌えるように空気を作ることが求められます。

門馬さんのもとには、主に“インペグ”と呼ばれる業界のマネジメント会社から仕事の発注が届きます。

インペグ・・・ミュージシャンのセレクトやスケジュール調整などを行う仕事、またはその人のこと

スケジュール、会場、演奏内容──そのすべてがプロのスピードで動く世界。

緊張感の中で、安定した演奏を求められるステージの数々。

それでも門馬さんは、どの現場でも「音楽を楽しむ気持ちを忘れないこと」を大切にしてきました。

そして今、そんなプロとしての経験をすべて糧にしながら、

“自分の名前で、自分の音楽を届ける”という新たなステージに挑戦しています。

“ソロギター”という新たな挑戦

モンマ ユウヤさん

プロとして着実にキャリアを積み重ねていた門馬さんに、ある大きな転機が訪れたのが2020年。

全国ツアーやイベントが軒並み中止となり、舞台もレコーディングも、すべての予定が一斉に消えてしまったのです。

コロナ禍から始まった、自分の音楽を探す旅

何か形にしたい」と思い立った門馬さんは、まずInstagramでライブ配信をスタート。

スマホ1台でギターを演奏し、誰が聴いているかもわからない中で音を届け続けました。

やがてその活動は少しずつ注目され、2021年には東京で有観客のソロライブを開催。

さらに、クラウドファンディングを活用して、初めてのアルバム制作にも挑戦します。

目標金額を大きく超える支援が集まり、200万円以上の資金を得て、自身のソロギター作品を世に送り出しました。

ギター1本で奏でる、まるでオーケストラのような世界

モンマ ユウヤさん
ソロギターって、最初はよくわからなかったんですよ。

と笑う門馬さん。

けれど、演奏を重ねていくうちに、その表現の幅と奥深さにどんどん惹かれていったといいます。

メロディー、伴奏、リズム、パーカッション──

それらすべてを、たった1本のギターで同時に奏でる。

一人なのに、まるでバンドやオーケストラのような音が鳴る。その“魔法のような体験”が、聴く人の心をつかんで離しません。

モンマ ユウヤさん
歌詞がない分、聴く人それぞれが自分の中で風景を描ける。自由に感じてほしいんです。
KEI
正直、言葉では理解できない魅力でした(笑)これは実際に聞いて確かめるしかない感覚ですし、聞いたらわかります!と門馬さんは言ってました!

クラウドファンディングで実現したアルバム制作

2021年の初クラウドファンディングでは、多くの支援者が門馬さんの挑戦に共感しました。

その中には、北海道から遠く離れた石川県の方が、会ったこともないのに高額を払ってくれることも。

完成したアルバムをきっかけに、そのお店での演奏が決まり、現地でのソロライブも実現しました。

モンマ ユウヤさん
歌詞がない分、まさか“音だけ”で誰かとつながるなんて、思ってもいませんでした!

ギター1本で、場所も年齢も越えて届いていく音。

その可能性に触れた瞬間でもありました。

ソロ活動に込めた想い「自分に勝ちたい」

門馬さんがソロ活動を続ける理由。それは“自分に勝ちたい”という、静かな闘志にあります。

モンマ ユウヤさん
これまで、流されて生きてきた自分をどこかで許せなかったんです。だから今、自分の名前で、自分の音で、ちゃんと評価されたい。それを証明するためにも、北海道にいながらでもやれるって姿を見せたいんです。

目標は、国内屈指のライブハウス「BLUE NOTE TOKYO」のステージに立つこと。

BLUE NOTE TOKYO・・・世界の一流アーティストによるライブを至近距離で、美味しいお食事やドリンクとともに、上質モダンかつシックな空間でお楽しみいただけるジャズクラブ&ライブレストラン。

そのために、再びクラウドファンディングを行い、アルバム制作を継続中です。

プロの世界を知る彼が、あえて“原点”とも言えるギター1本で、夢に挑む。

その姿は、静かだけれどとても強く、そして美しいものでした。

5月24日開催|北ミントホール ソロコンサートの見どころ

モンマユウヤさん

北見市にある「北ミントホール」。

ハッカの香りとともに音楽が響く、あたたかな空間で、今年もモンマ ユウヤさんのソロギターコンサートが開催されます。

項目内容
日時2025年5月24日(土)開場 17:00 / 開演 17:30
会場北ミントホール(ハッカ通商)北海道北見市卸町1丁目7-3
入場料3,500円(ドリンク or アイス付き)
高校生以下は無料
チケット予約予約はこちらから

北見での開催に込めた想い

モンマ ユウヤさん
前回ここで演奏したとき、空間のサイズ感も雰囲気もすごく心地よくて。音もすごくきれいに響いたんです。

そう語る門馬さん。

美幌町在住とはいえ、北見で“自分の名前でソロコンサートを開く”というのは、大きな挑戦でもあります。

地元から近いからこそ、知っている人も多く、見られることに緊張もある。

けれどそれ以上に、「本当にやりたい音楽を届けたい」という気持ちが、今回の開催を後押ししました。

モンマ ユウヤさん
地方に住んでいる人にも、“生演奏の良さ”や“音だけで感動する時間”を体験してほしいんです

予定楽曲:Amazing Grace、川の流れのように 他

当日は、門馬さんのオリジナル楽曲はもちろん、「Amazing Grace」「川の流れのように」「ワインレッドの心」など、誰もが一度は耳にしたことのある名曲も披露予定。

それらが、歌詞のない“ソロギター”という形で演奏されるとき、聴く人それぞれの記憶や景色が、心の中に自然と浮かび上がってくる――そんな体験になるはずです!

また、曲間のトークも門馬さんのライブの魅力のひとつ。

プロの現場での裏話や、音楽に対する想いなども、フラットな語り口で聴かせてくれるかもしれませんね。

来場者へ:「2時間だけ、日々を忘れに来てください」

モンマ ユウヤさん
仕事や家事、育児とか、毎日ってほんとにあっという間で、気づいたら疲れてるじゃないですか。でもこのコンサートでは、2時間だけ、そういう日々のことを全部忘れて、音に浸かってもらえたらって思ってます。

派手な演出も、言葉の説明もない。

ただギター1本が語る、静かで、あたたかくて、ちょっと切ない時間。

終演後、心がふっと軽くなるような、そんな夜になるかもしれません。

“地方からでも、夢は叶う”──地域へのメッセージ

美幌町に暮らしながら、全国を舞台に活動する門馬由哉さん。

一流アーティストたちと肩を並べて演奏しながらも、自分の暮らしの拠点はずっと道東のまま。

そこには、音楽と同じくらい大切にしたい“価値観”があります。

北海道からでも全国で活躍できる姿を見せたい

モンマ ユウヤさん
東京に住まなくても、チャンスって掴めるんですよね。もちろん努力や環境作りは必要だけど、“地方にいるから無理”って思われるのは、すごくもったいないなって思うんです。

自らがそうだったように、地方で暮らしながらも、全国のツアーに出たり、リモートでレコーディングに参加したり、クラウドファンディングで作品を届けたり──。

今の時代だからこそできる“働き方”や“夢の追い方”を、門馬さんは体現しています。

モンマ ユウヤさん
だからこそ、地元でコンサートをすることに意味があると思ってるんです。ここにいる人たちに、“こういう生き方もあるんだ”って感じてもらえたら嬉しいですね。

北見・道東の音楽文化に新たな風を

今回の北見公演について、門馬さんは「もっといろんなアーティストが、北見に来てくれたらいいな」と語ります。

そのためには、地域に“音楽を受け止める土壌”があることが大切だと。

モンマ ユウヤさん
音楽って、誰かの背中をそっと押してくれるものだと思うんです。特に生演奏は、SNSじゃ味わえない熱や空気感があって。だからこそ、もっとこの地域でも音楽が“ちゃんと届く場所”であってほしいし、自分がそのきっかけになれたら嬉しいですね。

ギター1本から始まった夢が、いま地域の音楽シーンに静かな風を吹き込んでいます。

“自分の音を、自分の言葉で届ける”という決意が、北見でまた一歩前に進もうとしています。

イベント情報

項目内容
日時2025年5月24日(土)開場 17:00 / 開演 17:30
会場北ミントホール(ハッカ通商)北海道北見市卸町1丁目7-3
入場料3,500円(ドリンク or アイス付き)
高校生以下は無料
チケット予約予約はこちらから

あとがき

取材が終わってから、モンマ ユウヤさんの演奏を初めて聴いてみました。

率直に、「ギター1本って、こんなにも語るんだ」と思いました。

言葉がないのに、まるで歌っているようで、情景が浮かぶようで、静かに心を揺らされました。

彼が“自分の名前で、自分の音を届けたい”と決意した背景には、プロの現場で積み上げてきた確かな技術と、何よりも「挑戦する姿勢」がありました。

それは、私たちキタミルのようなローカルメディアが大切にしている価値観にも、どこか通じる気がしています。

「札幌じゃないから」「東京じゃないから」

そんな風に、地域が“できない理由”になるのではなく、

“ここだからこそできる”を、これからもっと増やしていきたい。

北見にも、素晴らしい人がいて、素敵な場所があって、

そして、誰かの心を動かす本物の音がある。

モンマ ユウヤさんの音楽が、きっとそのことを静かに教えてくれます。

ご予約はお早めに😊僕も子どもたちと一緒に参加させていただきます!

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